- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
某クラブをやめたいなと思って、入会済みの4クラブとそのかわりに入ろうとしているTCライオンの引退精算について調べた。
まずは下記の表を見ていただこう。
チェックがついている項目が引退精算に該当するもの、黄色に塗っているのがほかのクラブと比べて特徴的な部分。広尾がひどすぎて全部「広尾に比べて」という話になる。ちなみに広尾は個別に馬を放棄できるものの、放棄すればこの精算は受け取れない。つまり放棄させればイコール「広尾が儲かる」という図式に見える。制度があるとは言えどもそれを選択しづらいし、その制度があるからある程度ペナルティとして取るよ~っていう前向きな解釈もできる。にしても使用しなかった維持費や出走手当、補助金なんかを都度支払わないのは健全とは言えないだろうし、割を食っているのは会員だと思っている。
まず営業報酬について。広尾は5%と、一般戦だろうがG1だろうが5%持っていく。正直もうこの時点で「クラブ力最低レベルの広尾が?」みたいな気持ちにさせられる。YGGとキャロットは3%。ライオンは一般戦3%だけど重賞は5%。これは傾斜があって納得しやすい。
次に商品分配金に関して。金メダルとか金杯とかの商品に関しては市中価格で売ったり出資者にセリをさせたりしてお金に換える、そして会員に分配するという仕組み。これも広尾だけない。つまり記念品はすべて広尾のポッケにナイナイする。丸儲けである。ラウンジはないはずだから、保管しているのか売って分配せず広尾の儲けにしているかは不透明だと思う。
YGGとキャロットは会員の中でセリを行い、落札された価格を会員で分配する。ライオンとバヌーシーは市中価格で販売し、それを出資者に分配する。これも出資者の利益になるので、あるとないとでは大違い。
維持費について。こちらも広尾のみ引退時精算に該当。実際に会員に請求した額から、使用した金額がそれ以下の場合は会員に返還される仕組みと理解している。他4クラブはそもそも実費請求だったり月ごと・年ごとの返還になるということになるが、広尾はこれが引退時に一括で支払われる。つまり、放棄したらこの余りの額は受け取れず広尾の利益になる。現役が長ければ長いほど維持費は積み重なっていくし、引退時に精算される額も積みあがっていく。
特別出走手当。一回につき47万円もらえる手当。これも「広尾だけ引退時にまとめて精算」である。これが一番やばくね?と思う。走ればもらえる賞金のようなものなのに、月精算でもらえない。さらに加算措置があるので額は上振れする可能性がある(あまりにも走らなければ下回るか)のにもかかわらず、走った時にもらえない。これは問題だと思うんだけどなぁ。他のクラブでは本賞金の精算と同じタイミングで行われる。
競争取りやめ交付金。天候などの影響で競争が成立しなかったとき、これも広尾だけ引退時に回される。他は都度精算で懐に入ってくる。あまり起こりえない事象とはいえ…。
事故見舞金。ガラスの脚をもつサラブレッドにはつきものな「怪我」。これは一口でも避けられないことだし、出資馬の更新で見舞金という単語を見た方も多いのではないだろうか。その見舞金は広尾だけ「競争生活に関わる全ての見舞金が引退精算」となる。他のクラブは※1とあるように、月・年での精算が基本だけど引退に関わる(死亡含む)見舞金だけは月ごと年ごとの精算ではなく引退時の精算に含めるよという仕組みと理解している。レースに出られない(=賞金を稼げない)間の補填も引退時に回されるのが広尾。
補助金。装蹄のときに出るほんのちょっとのお金。そして診察を受けたときに出るほんのちょっとのお金。これは名前の通り利用したときに出るお金なので都度精算をするのが当然な気がするが… これも広尾だけ引退精算にまわっている。うーん…
税精算金。これは年次配分に回るかその馬だけ引退時精算に回るかくらいの違いでしかないと認識している。
保険金について。これはちょっと良く理解できていない。YGG、バヌーシー、キャロットに関してはかけた保険金に対してのバックは月か年の精算に回るけど、死亡・疾病・競争能力喪失による未出走引退に関しては引退精算にまわるという形。広尾に関してはバックを受けた場合のみ精算ということで、ここに関しては各クラブに差はないと思う。
いずれにせよ広尾がちょっとなぁという感じ。個別放棄という仕組みから生まれる歪みのような気はする。この仕組みを否定する気はないけど(というかそうまでしなければ本来やる必要のない個別放棄という仕組みをやる意味はないだろう)それが無駄な引っ張りに繋がっているような気がしてならない。まぁオトニエルはすぐ抹消されたので、私ともうひとりの名付け親以外は安堵しただろうけど。特に広尾は地方資格がないので、地方再起を期す場合には広尾側の負担で転出しなければいけないのでそれとあわせて引っ張りがあり、精算を後ろ倒しにして放棄待ちか?みたいに見えるときもあるのは否めない。いまはセントアイヴスの件があるので余計にそう見えるかもしれない。
これを見て何をどう判断するかは一口を始めるあなた、 クラブを増やそうとしているあなた次第ということにするが、クラブを増やす際にはこういった金融商品という面からも調べて納得したほうがいいように思う。特に広尾はこんな感じで営業報酬が多く持っていかれたり、多くの分配金が引退時精算で支払われるので感覚が違う部分もある。そういったところは誰かが教えてくれるわけでもないので自分で調べることで見えてくるものも多いはずだ。
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
コメント
コメントを投稿