ドライスタウト、初の古馬G1で4着

YGG民を燃え上がらせた、YGG総大将ドライスタウトの古馬G1初挑戦は4着に終わった。
終わってみて、冷静に考えたらこれってすごいことだよな、と認識できた。これから先もたくさんの馬に出資することになるだろうが、その中で2番人気になる馬にどれだけ巡り会えるだろう?4着になれる馬にどれだけ巡り会えるだろう?そう考えたらことの大きさに気づくことができるのではないだろうか。少なくても私は、これからも大きいところを獲れるだけの力はあると見て取った。

もちろん、2番人気になるような馬で4着するような馬だからこそ勝ちたかったし、全力を出せなかったということが一番悔しかった。万全ならレモンポップに勝てたなんて言うつもりはない。でも前が詰まっていなかったら3着はなれたし、2着まで手が届いたかも知れなかった。もしレモンポップより外だったら逆の立場で頭まであったかもしれない。枠に左右されるようではまだ実力不足だったとも言えるし、枠次第ではG1でも勝ち負けできるのかもしれない。すべては「もしも」だし、想像するしかない。しかしその「想像」ができる馬すらごく一部で、その想像を超えてきたのがドライスタウトだ。たくさんの人の想像を超えて、願いを超えて、YGGという決して大きくはない非ノーザン系クラブの大きな期待を背負って走っている馬なのだ。勝つたびに大きく膨れ上がった夢。この敗戦を受けても、その夢をかなえてくれる馬だという期待がある。それだけのスケールがある。 

まだこれで7走のドライスタウト。ダート馬は息が長いし、年齢による壁も厚い。まだ強くなれる馬だし、今年はカフェファラオになれなかったけど来年レモンポップになればいい。
来年こそ出走順位に怯えることがないように、しっかりとレースを勝って重賞も取って、強さ、人気、実績も揃った有力馬の1頭として出走できるように。それが最低限の目標になるだろう。随分と高い目標だが、きっとみんな思いは同じだろう。そんな高い目標でもこなせる馬だって。

最新の更新で、次の目標はかしわ記念またはかきつばた記念と発表された。OPよりはハンデもまだ緩くなるのでは?という期待はある。59kgならやれるんじゃ?という打算的で甘めな目算も。
かしわ記念に入るなら入るに越したことはないが、出走がばらけそうなかきつばた記念で着実に加算を狙いにいくというのは今後に繋がるレースにもなるし、勝ちを狙わないといけないレースになるだろう。また出走祈願しなくてはならないが、Jpn1の舞台に再び立てるのなら前に行ける馬であるということ、地方で圧倒的なパフォーマンスを残したことを考えれば勝ち負けを期待したくなる場面だ。フェブラリーSを4着した馬が人気しないわけもなく、マイルは走れるということを証明したわけだし、コーナー4つは全日本2歳優駿でこなした。こちらも期待してみたいな。
賞金を加算して、プロキオンSを勝ちにいって、チャンピオンズカップに出て、フェブラリーSに出る!その力を見せてほしいと願ってやまないくらいの期待馬なのだ。
YGG出資者も非出資者もできるような馬、そして雰囲気なのはYGGのいいところだろうな。

これからもドライスタウトの活躍と、YGGの一層の発展を願うばかりである。

※写真はすべてblaze撮影

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