アンモシエラ 祝・JBCレディスクラシック連覇

グランベルナデット、忘れな草賞勝利!

 


期待通りの勝利だ。
バヌーシーのエース枠としてとらえているグランベルナデットが、出世レースといってもいいオープンリステッドの忘れな草賞を勝利した。

 この勝利を見届けるために遠征を決めて、もっとも西の競馬場でも中京までだったのでもっとも西に行った競馬場を更新した。初阪神を決めて本当によかった。前日中山で出資馬のエンプレスペイが勝ち上がったこともあって「中山にいっておけばよかったかな」なんて思ったりもしたけど、遠征に応える勝利を現地で見られたことは本当に報われた気分だった。 

落とせない一戦だった。
正直どんな馬でもレースに勝ってほしいと願っているし、重賞なら最低でも2着以内をとってくれと考えているけど、それは難しい。それでもドライスタウトの霜月SやすばるS、グランベルナデットの忘れな草賞だったり勝たないと繋がらないレースは「絶対に勝ってくれ」と不遜ながらに考えてしまうもの。
傲慢と思われるようなことでも、それは願いであり愛でもある。そう思ってしまうことは仕方ないよなーと思う。そして現実的に勝てると思っているからこそ、すばるSや今回の忘れな草賞、ドグマの2勝Cは遠征をした。結果に応えてくれるように2着、1着、1着と走ってくれてるし、そのうちのドグマでは念願の口取りを武騎手と達成することができた。それだけ気合いの入った状態で遠征を行っている。今回も「勝ちを見届けるぞ」という覚悟で阪神に向かったのだった。 

ここではフォロー・フォロワーの関係を「友人」と呼ぶことにするが、とある友人から指摘されたことがある。「blazeが高評価してたよね」と。自分のコメントを振り返ってみると、「20産駒でもっとも期待している」「複数勝てると思ってる」と話していた。出資時点からしっかり自信のある馬だった。そんな存在がOPに出るというのだから入れ込まないわけがない。新馬戦こそ法事でいけなかったが、未勝利クイーンCと観戦しているのだ。口取り?知らない子ですね...。未勝利を勝ったときは自分の期待が証明されたようで嬉しかった。クイーンCこそ5着だったけど、重賞5着なんだからすごいよね。そして忘れな草へ。口取りは3連敗。


 さて、忘れな草賞。当日は長らく1番人気に押されていたが、直前で2番人気へ。出資者としてはありがたいことこの上なかったね。馬体重はマイナス10kgで心配した人も多いのではないでしょうか。私もその一人で、マジか...減りすぎじゃない?大丈夫?と思っていた。ただ、レース後更新にもあったように大竹師にとっては計算のうちだったようだ。8kg減るくらいだと考えていたとのことだったし、そもそも余裕をもって作っていたからこうなるだろうと。先に言っていてほしかった!そしたら単勝をもっと張ったのになぁ。
これから新馬の頃に体重を戻していくとのことだし、究極仕上げで来るだろう。新馬は492kgだから次はマイナス6kgくらいになりそう。あれ?待てよ。それってあんまり馬体としては増えていないってことだよな6ヶ月の休養でプラス2桁だったのを見て「成長きたぁ!」って思っていたけど、実は前述のように「余裕をもって」作っていただけだった...?だとしたらまだまだ強くなるぞ。まだ成長の波を迎えていないのかもしれない。本格化はまだ。放牧明けの成長も特に身になっていない。それは恐ろしいことだよ。そんな状態で素質馬が集まる忘れな草賞を制したということになる。さらに秋が楽しみになった。
もしここで勝てていなければ夏に古馬混合戦に出る必要があったし、そういう体の作り方をすると成長を促せなくなる。今回勝てたことでレースに出る必要はなくなったし、紫苑ステークスにも確実に出られる。つまり夏の間を成長に充てられるので使い減りがしないというのは大きなアドバンテージになるだろう。 

レースはまさかの「押し出されるような」逃げになってしまうかと思って焦ったので、外からミッキーツインクルが主張してくれたのは今のレースという観点でも、今後のレースという観点でも本当に助かった。川田騎手ありがとう。リバティアイランドが完全に馬場破壊したけど、そのレベルでもなければ後ろにいる=試合終了という馬場だったし、逃げの手に出るというのは妙手だった。実際にグランベルナデット以外には抜かされていないわけで作戦は成功だったといってもいいだろう。そしてそれはミッキー陣営にとっては皮肉なことにグランベルナデットに利することにもなったのだった。
ただ走っているだけで絶好のポジションを手に入れた後はそのまま流れて直線でゴーサインを出すだけだった。道中逃げをつつく馬もおらず、ポジション争いを仕掛ける馬もおらず、楽に一番取りたいポジションを保持し続けることができた。そもそもスタートが決まっていなければできなかったことなので、陣営の努力と松山騎手の技術に感謝感謝。クイーンCでも出遅れてなければ勝ち負け(前内伸びの馬場を外後ろから0.3秒差なので)できたといっても過言ではないはず。そういう力のある馬が一番取りたいポジションにいたらその後に起こることは実力の完全発揮だろう。4コーナーで先頭に並びかけ、直線では早々に先頭を競り落とすとそのまま伸び続け、以下末脚にかけた他馬に抜かせることなく押し切ってゴール。2勝目を挙げた。しかもただの2勝目ではない。OPリステッドであり、調整が順調とは言えなかった素質馬たちのクラシックへの登竜門であり、2000万円の賞金であり、収得賞金の加算であり、オークスへのステップレースだ。そしてなにより前評判を証明して見せたことに意味があるだろう。
走破タイムは1分59秒2で、2021年にステラリアが計測した1分58秒0に続く歴代2番目のタイム。スローペースになりやすいレースらしく?2分切りはこの2例のみとのこと。また忘れな草賞からオークスを連勝した馬は4頭。 チョウカイキャロル(1984年)、エリンコート(2011年)、ミッキークイーン(2015年)、ラヴズオンリーユー(2019年)。トライアルではないもののオークス勝ち馬が生まれやすいレースとなっている。そしてジンクスとして、エリンコートから4年ごとにこの連勝を果たす馬が出てきている。4年周期で行くと今年2023年の忘れな草賞勝ち馬がオークスを制するサイン。その該当馬がグランベルナデットだ。私はそういうの信じない性質だけど、そういうので盛り上がるのはいいことだと思う。言っていればその通りになるかもしれない。だからあえて言おう。勝利へのサインだと。

グランベルナデットの武器は何か?上がり最速の脚ではなく、逃げ切るスタイルでもなく、先行押し切りだ。スローでキレ勝負になって負けることは考えられるが、消耗戦のジリ伸び勝負に持ち込めれば自分の強みを生かすことができる。オークスも同じ展開が望ましいと思う。逃げ馬に1頭行ってもらって、その後ろをついていく。もしスローペースなら早めに押し上げていけばいいし、逃げ馬がそれなりにペースを作ってくれているならそれに乗っかればいい。逃げることはしたくない。まさに言うは易しであるが…。
3歳の5月に2400mを走るのは牝馬にとってかなり酷なことだと思うし、その距離に不安を持ちながらゆっくり走らせて上がり勝負を狙ってくる陣営も多いと思う。それに付き合ってしまってはノーザンの思うつぼなので、避けたい展開。これまでの勝ち方と同じように、ラインを押し上げてペースを上げる。後ろに脚を使わせる、相手をすりつぶす展開にもっていくということが重要になると思う。出資馬であるから公平な目線ではもう見られないけど、それでも勝つだけの実力はあると思う。それは忘れな草賞を勝ったことから言ってもいいだろう。当日は絶対に応援に行く。4戦連続でグランベルナデットを見に行く。そう、勝利を見届けるために。

※写真はすべてblaze撮影


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